友達が少ない、35歳過ぎた平凡で、無知な主婦がまんまとおいしい話に騙され、大切な信頼関係をすべて失い、人生で何が大事かを見つける話

友達が少ない、35歳過ぎた平凡で、無知な主婦がまんまとおいしい話に騙され、大切な信頼関係をすべて失い、人生で何が大事かを見つける話

【性別】女性
【年齢】(騙された当時)
36歳
【職業】(騙された当時)
パートタイマー

【当時の日常生活】(騙された当時)
旦那と二人暮らし。
週3日のパートをしていて、夫婦共働きで、少し見栄を張ったアパート住まいで、経済面で全然余裕はない中でも、美容と健康にも気を遣いながら、貯金もあまりできずに生活をしていた。
親もまだ生きていて、病気を患ってはいたが、日常生活は送れていた。
自分のことも、親のことも、将来の蓄えもなく、不安の中で、現実と向き合うのが怖くて、その日暮らしの生活を送っていた。





【簡単に言うと・・・】
美容と健康、そしてお金も増えて、みんなが幸せになれる健康食品があるよ、と。

【騙してきた人物】
独身時代、派遣会社に勤めていたころの先輩だった。
仕事もできて、綺麗で私の憧れていた女性だった。
一回り年上だったけど当時は友達みたいに仲良くしていて、開店から閉店まで食事へ行ったり。
でも会社の飲み会が頻繁にあった頃で、私の酒癖の悪さからだんだん距離を置かれていった。
でも私が結婚退職するときに、手紙とプレゼントを贈ってくれたけど、なんか気まずかったし、連絡は取らなった。

【騙されるまでのいきさつ】
結婚退職してから5年が経ち、SNSで再会。
私の好きな車を投稿していたから、その先輩の投稿にいいねをしたら、久しぶり〜って何もなかったかのように返事が来た。
その先輩は是非また会いたいし、近況も聞きたいし近くお茶でもしようよって言ってきた。
結婚して充実感もなく、お金も無く、友達の少ない私にとって、こんなの久しぶりですごく嬉しかったし、何の躊躇いもなく、言われるままにすぐに会ってしまった。

【騙された内容】
実際会うと、はじめは思い出話に花を咲かせて、すごく楽しかった。
美容についての考え方や健康のためにやってることとかが共通点になって、そこで、先輩の飲んでいるサプリメントの話が出た。
まずは私の美容を保つために、お勧めされた。
自分の父親の病気のことも会話の中で上がると、彼女はそれに漬け込んだ。
サプリはその病気にも効くし、知人もそれを飲んだらみるみる治ったし、絶対お父さんよくなると思うし、お勧めしたいと。
あとは、今みたいに困ってる人を助けた分だけ、紹介って形で紹介料が貰えるから、副業にもなるんだよ、と。
じゃあまずは私がサプリを試しに飲んで良ければお父さんにも勧めるねと言ったら、通常の約3分の1くらいの量が入ってる試供品をくれて、その日は終わった。
それから連絡も頻繁に取っていて、正直効果はあった気がして、正規品を買いたいと言ったら、サプリはセミナーに来て、もう一人話を聞いて、契約書も書かないと買えないし、私からは売ってあげられないと。
正直なんかおかしいと思った。
旦那もおいおい!怪しいんじゃねーの?的だった。
でも、実際効果を多少なりとも実感していたから、まずはどんなものか聞くだけタダだし、一緒に行って、おかしかったら帰って来ればいいじゃんという流れでセミナーへ行ってみた。
そしたら後半の方で、体験談で体調が良くなった人のお涙頂戴の話を聞かされ、洗脳されてしまった。
セミナー1回目クリア、というわけ。
次に、先輩の仲間のボスを紹介されてファミレスで3人で話すことが目的だった。
内容は商品内容とネットワークビジネス話。
それをクリアして、ようやく契約書にサイン。
これで私はまんまとネットワークビジネスの仲間入り。
次にもっと勧めたい人に会う約束を作って自然な流れでセミナーに来てもらえるようにしてというミッション。
月1で東京まで行って今月の売り上げトップを表彰する会に、仕事を休んで参加必須。
頑張ってない人になんでアポ取らないの?と文句を言うし。
これって、サプリを飲んで健康になりましょうじゃなくて、ねずみ講のようなもので、自分にお金が入ってくるシステムに必死になっていくだけの組織。




【被害と心境】
姉夫婦には、ねずみ講だよ、やめなさい!心配していた父親からは、変なものを飲ませて、体がおかしくなったらどう責任取ってくれるの?と信頼関係ズタズタ。
その日帰り道、車の中で泣いたことは今でも忘れられないくらい辛い。
その数日後、両親が親戚に話したみたいで、親戚には何それ怖いと私のいないところで言われていたようで、それ以来顔も合わせられない。
私はずっとだましてくる人間だから要注意人物だってレッテルを貼られて生きていくしかなくなった。




【相談と助けてくれた人】
助けてくれる人なんて誰もいない。
自己嫌悪で毎日ネガティブなことを言ってたし、夫とも関係悪くなったから。
でも、姉が、やめなさいって言ったとき、私のこと、悪くない!って言ってくれたことが唯一の救いだった。




【結末】
両親と姉夫婦にそんなものやめろ言われて、帰りの車の中で、私抜けます、とねずみ講の組織に正直に言ったこと。
最初はめちゃくちゃ引き止められてみんなそうだよ、友達なくすよ、と。
だから私はもうやめますって言って、それきり。
先輩は謝まりのメールをたくさんくれたけど最後まで、また飲む気になったら連絡ちょうだいと。




【自分の落ち度】
私がしっかりしていれば、こんなことには騙されなかったはず。
自分の無知で未熟さが引き起こしたこと。
誰かと繋がっていたい、仲間が欲しかった、友達が欲しかった。
本当に欲しかったのは自分の強さ。
誘われてもはっきり断る勇気や、両親を守る強さだった。




【加害者のその後】
1年後くらいか、急にメールが入ってきて、私も辞めました、と。
暇が出来て、家にいてもやることないから別の副業をして休みなく働いているらしい。




【現在の生活】
2年経った。
あんなものにお金をかけずに、運動したり、野菜を多くとるとかに意識を集中させ、サプリ代は将来の蓄えに回っている。
おかげで新築一軒家に住めて、夫の収入だけでも余裕で貯金できている。
美容についての本も熟読し、知識を得、エステだの、洋服だの、無駄だと思うものには何のためらいもなく断ることができている。

【学んだこと】
おいしい話は裏があるとは、このことだ。
久しぶりの再会も、純粋に喜ばない方がよい。
本当に会いたい人にだけ会えばよくて、気乗りしない時ははっきりきっぱり断ることが大事なんだ。

【当時の自分へのアドバイス】
他人に流されるまま、他人の眼ばかり気にする、当時の私。本当に欲しいのはなにかもう一度冷静になって、それを素直に見つけられたらいいのに。お金なくて焦ってしまうけど、その状況で言いものは生まれない。とにかく冷静になって何が一番必要か、大事かを見極めるべきだ。目の前の欲望や楽せて稼げるおいしい話に飛びつくと、痛い目見る。

友達が少ない、35歳過ぎた平凡で、無知な主婦がまんまとおいしい話に騙され、大切な信頼関係をすべて失い、人生で何が大事かを見つける話大人になってから
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